東京は今朝からちらちら、粉雪が舞いました。花びらよりも頼りなく、風に舞い散るそれをみて、昔の人は「六つ花」といい、その雪片を「風花」と称し、また香りのないそれを「不香花」と記しました。 空からおりてきた授かりものを「花」...

アルストロメリア 花言葉「未来への憧れ」

赤は日本最古の色のひとつであり、血や生命、躍動をあらわす象徴色です。人類共通の普遍性を持つ色であり、多くの言語において赤は「血」か「火」の色、どちらかの言葉から派生しています。魔よけの意味合いも強く、日本では特にハレの場...

カーネーション 花言葉「純粋な愛情」

「而今の山水は古佛の道現成なり(今ここ自然界にある山や水こそ、過去・現在・未来また主観・客観という対立も超え、仏法をとく真理そのもの)」 これは道元禅師の残した山水経にある言葉です。而今(にこん)とは「今このとき」の意味...

スイセン 花言葉「心づかい」

高知にきています。高知といえば日本の植物分類学の父、牧野富太郎の出身地。ということで、かねてより訪れたかった県立牧野植物園を訪ねました。花の少ないこの時期、出迎えてくれたのは、きれいなスイセンの花。その姿はまるで「おーい...

華を去り実に就く

去華就実(きょかしゅうじつ)とは、みかけの華やかさを求めず,地味で堅実な態度を選ぶことをいいます。余計な飾り立てをせず、実際に必要なことだけに集中する。そんな意味にもとれる言葉です。 早稲田実業学校の校是(こうぜ=教育上...

ガーベラ 花言葉「常に前進」

日々ものを作ったり、形にする仕事をしていると、もっとよくしたい、もっと便利に、という思いが募るものです。でもせっかく心の中に励みたい思いがあるのに、心がささくれていたり疲れていると、そんな心の声に素直になれず、ごまかした...

春の七草

せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 今日は人日の節句。七草です。旧暦の一月七日ころは、ちょうど雪の下から春の草が萌えはじめる頃で、この草を「若菜」といいました。この若菜をつみ、粥にして食べると...

新年の季感

新年は世界中の一斉。日本の正月飾りに使われる色は、赤に緑に、それぞれ吉兆を表す目出たいものですが、この季感に欠かせないのは原点の心に向き合わせてくれる極みの白。この世の塵が払われると思うこの清い白に、強い新年の季感と初春...

謹賀新年

明けましておめでとうございます。この一年が皆様にとって穏やかな幸多き年となりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 飾らずかまえず諦めず ツバキ 花言葉「完璧な魅力」