年年歳歳花相似たり

年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず . 唐の詩人 劉廷芝の詩です。 . 毎年毎年、花は同じ場所で咲くけれど、毎年毎年、人はこの世を去っていく。自然はかわらず繰り返されるのに対して、人の命とはなんとも儚いものだね、と...

紫陽花

  与謝野晶子の歌集「落花抄」には花だけを詠んだ歌が100載っています。春夏秋冬、四季をおって花ごとに、その合間に花についての随筆があり、巴里での東京での草花への愛着が垣間見れてうれしくなります。 . そのなかで「がくの...

紫陽花

文学作品の中に植物の登場を見つけると、ほかのどんな名文句を見つけた時より、胸が高鳴りときめくのが自分でわかります。 . その季節の目に入った群生や、華やぎ移ろい朽ちる様が、彼らにはこんな風に映ったのかと、その心象に感じ入...