あなたを想像する

「本日、お花を贈る祖母の兄弟が亡くなりました。・・・このような状況でも失礼がないようなお色、でも誕生日のお祝いのアレンジをお願いできますでしょうか。」 日々、お祝いに限らず、お悔やみのお花も多くご注文頂いておりますが、こ...

もういちど

「こんなときに そんな場所に届ける花の注文取ってどうするんだ!自分でやれ!」 1995年1月17日 阪神淡路大震災の直後でした。 「現地で知り合いがなくなったんです。せめて花だけでも届けたい」 震災直後の混乱する現地を思...

声をつなぐ

「たけちゃん 元気かい?いつも見守ってくれて、ありがとう。」 お友達から、お預かりしたお気持ち、無事にお母様のもとに届きました。 お母様の胸を通じて、皆さまの声は、きっと たけちゃんにも届いたと信じています。 きっとこれ...

うめ 桃 サクラ 上巳散文

上巳の節句を前に先週末。何の準備もなく見切り発車した三月に、さっそく気持ちが置いてけぼりで、節句のことなど頭にもなく、なんとかやっと、今年もお雛飾りを出しそびれずに済んだ次第。そして、まったく桃の準備など忘れていた。店で...

上巳(じょうし)の節句

3月3日は上巳(じょうし)の節句です。3が重なることから重三(ちょうさん)とも言われます。元々は川で身を清めて不浄を流し取るという習慣があり、平安時代になると、自らの不浄を、ひと形の紙(形代)に託しておはらいをうけたり、...

名人は危うきに遊ぶ

好きな本ばかり何年もかけて何度も読む偏った癖があります。20代の初めに出会った白洲正子の随筆「名人は危うきに遊ぶ」は、まずそのタイトルにやられました。自由に生きることの孤独、とらわれずに生きること、「型」の非情、生きるこ...