夏越の祓(なごしのはらえ)水無月

水無月の夏越の祓する人は千年の命延ぶといふなり 6月30日は「夏越の祓(なごしのはらえ)」。1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、この半年間の身に積もった罪やけがれを祓い、来たる半年の清浄を祈念する神事です。 この...

都会の夏の夜

そうこうしてるうちに6月もおわり。雨に降られたり、梅を仕度したり、遠雷にびくびく、いったりきたり、忙しなく過ぎたひとつきでした。一晩くらいは見直す時間にしようと思う今宵です。 なながつも直ぐそこ。中原中也の美しい詩に出会...

オダマキ 紫 花言葉「捨てられた恋人」

  いにしへの しずのおだまき 繰り返しむかしを今に なすよしもがな 「伊勢物語」かつて情を交わした二人も、いつしか疎遠になってしまい「どうしてこうなった。もう昔のようにやり直せないのか」と男が女に送った歌です。   「...

サクラソウ 花言葉「あこがれ」

この花、なんという名前だろう?そんな「名も知らぬ」花に出会うと、ふと口ずさんでしまう歌があります。美しいこの調べ。ここにお出でになる方の中には、遠くブラジルをはじめ、ヨーロッパ、東南アジア、オーストラリアなど、日本国外に...

人窮すれば天を呼ぶ

人窮すれば天を呼ぶ 「厳(いか)つくおそるべき神のしわざ」といい「神」「鳴神」とも語源をもつ雷(かみなり)。遠雷がまたたく間に忍び寄ったかと思えば、つれてきた雨雲をしていっきに町をずぶ濡れにした昨日でした。 雨に洗われた...

ポピー 花言葉「思いやり」

  今日は夏至。昼間の時間が最も長い日です。「1000万人のキャンドルナイト」が行われるのも今晩ですね。夏至を過ぎると、いよいよ本格的な夏が始まります。   このたび訪れた北海道には「ガーデン街道」とよばれる、北海道なら...

ロニセラ 花言葉「愛の絆」

歴史とは「人間の心」の記録であり「出来事」の記録ではない。 小林秀雄(文芸評論家 1902-1983)は言いました。人間がどのように考え、経験をしてきたか、それを言葉に記すことで歴史は残るといいます。これから30年、私た...

花とともに

美しい大自然が広がる北の大地から、本日東京に戻りました。動植物の育みと心身を共にした3日間、自然とともに生きること、向き合うこと、つなげること、取り組みの姿勢から、多くの学びを頂いてまいりました。あらためて「今私たちにだ...

ザクロの花 花言葉「成熟した美しさ」

  縁起の良い三つの実をモチーフにした風水絵画があります。そこに描かれている「さんかんの実」とは、桃、橘、ざくろの3種類の実を表し、桃は幸運、吉祥をもたらすもの、橘は金運をアップさせるもの、ざくろは財運や子宝をもたらすも...