「お客様の声」は「お客様への声」

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花以想では、インターネットでお店を始めた当初より、「お届けした花の画像」をご注文主にお送りするサービスをご提供し、今も継続しています。毎日、制作したお花を出荷する際、梱包するタイミングで写真を撮り、その花の画像を、翌日以降にご依頼主様にメール添付で送付する、というものです。

おかげさまで、毎日5~6通の「お客様の声メール」が届き、それぞれ喜びの嬉しいお声もあれば、ありがたいご指摘やご意見も頂いており、このお声こそ、なによりも私たちの力となっています。

 

インターネットで花屋を開店したのが2002年、それから数年がたち、当初よりもお客様の数が増え、一日の出荷数も増えたころ「これからどうしようか」と将来を考えたことがありました。

 

3年後。5年後。10年後。私たちはどうしているだろう。私たちはどうしていたいだろうか。

もし今できることを、将来にも続けていくには、どうすればいいのか。今だからできるのであれば、それは将来にも継続できるのか。小規模だからできることを、中規模になっても続けるには、どうすればいいのか。

そんなことをうっすら考えながら「それでもこれは残す」と迷うことなく思えたのが、この「花の画像サービス」でした。なぜなら単純に、私も「どんな花が届いたか」を知りたいから^^

自分がもしお客様の立場にあったら、やっぱり「その後の気がかり」を解消してほしいわけですから、結果として、このサービスだけは継続してきました。ご注文数が増えますと、当然その数だけの画像をメールで送信しますので、大変といえば大変なのですが^^それでも、これはこれでよい、と思って続けています。

そんななか、実は今年から、お届先様にも(ご用途に応じて)いわゆる「お客様の声ハガキ」を同梱することに致しました。(※不祝儀など、ご用途や目的、ご依頼主様のメールやご様子から、このハガキが不適切と判断した場合には、お花との同梱は控えています) 正直これを始めるにはずっと迷いがありました。というのは、お届けするお花のほとんどが、依頼主様のお気持ちをたくしたギフトや弔事のお花なのに、なんだか不躾な気がしてならなかったのです。

また、もしお届けした先の声が届くとするなら、それはご依頼主に届くべき声なのではないのかしら、という思い込みも強くありました。そんな半信半疑のスタートだったのですが、はじめてみて解ることもあるものです(^-^)

 

先日、はじめての「お客様の声ハガキ」が届きました。メールでのご返信もうれしいものですが、それ以上に、自筆はいいものです。したためられたその筆圧や、字体に、お客様の想いと温度が伝わってくるようで、それをみてはじめて「ああ無事に届いたんだ」と安堵。通販と宅配で、10年以上、花をお届けしてきましたが、これははじめて憶える安堵感でした。

そして本日また一枚のハガキが熊本から届きました。そこには80歳のお母さまの「長生きしたい気持ちでいっぱいです」という、元気なお声が記されていました。ハガキに向かって「ぜひ長生きしてください。いつまでもいつまでもお元気で」と思わず声がもれた今日。ああ、なんて素敵な仕事なんだろう。私もお母さんを目標に、80歳までがんばりたい。そんなきもちにさせていただきました。

 

そしてこのお客様の声は、お客様への声。 私たちだけのものではありません。

そんな思いを胸に

 

花にだからできることがあるのだ。花にだから残せるものがあるのだ。

だからこそ、今できることを、一生けんめいに続けていきたい。

 

あらためて、心からそう思います(^-^)

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1月22日午前 今迄に見た事のない立派なお花が届き感動した次第です。私の80才の誕生日に長男夫婦の心のこもった私へのプレゼントでした。私は熊本の八代田舎で小さな店を営んでおり、早速お店にかざりました。来客される方が立派で見事と皆様に喜ばれ 私も当店の花以想をお教えしています。私の家の前に花キューピットのお花屋さんがあります。子供三人から母の日のプレゼントを戴いておりますが、豪華な花戴いたのは始めてで 元気をもらい 長生きしたい気持ちでいっぱいです。有難うございました。

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