ピラカンサ 花言葉「美しさはあなたの魅力」
ものみな色が消えて黄昏れゆく季節です。深秋の澄んだ空気の中で色を籠めた草の実、木の実のあの艶やかな色は、鳥たちに自分達の存在を知らせ、その命のしるべを託すことで、次の季節に生命をつなぐための知恵なのだそう。別天地へ運ばれ...
ものみな色が消えて黄昏れゆく季節です。深秋の澄んだ空気の中で色を籠めた草の実、木の実のあの艶やかな色は、鳥たちに自分達の存在を知らせ、その命のしるべを託すことで、次の季節に生命をつなぐための知恵なのだそう。別天地へ運ばれ...
愛や貞節を象徴し、女性の愛称でも知られるローズマリー。シェイクスピアの『ハムレット』の中では、この植物がオフィーリアの想いをうけて「不変の愛と記憶」の象徴として登場します。画家ジョン・エヴァレット・ミレイが描いた「オフィ...
椿を待つ頃になりました。まもなくその季節がやってくると思うだけで、すげない冷たさも、しんみりした思いも、ぐっと我慢がきくというものです。冬の花には厳寒の中で咲き続ける意志のようなものを感じ、寒かろう冷たかろうという情けさ...
大人になると、身の回りにおくモノ、必要と思うものも、次第に限られてきて、よってモノを選ぶ楽しみが増すように思います。使うたびに好きと思えるものを、ひとつひとつ揃えていく楽しみは、どこか大人のたしなみにも通じるかなと。そし...
パンジーはフランス語のパンセ(もの思い)が語源。三色すみれとも言いますが、古く聖職者にとってのそれは、三位一体(父と子と聖霊)の花であり、ゆえにトリニティという名を授りました。恋人たちの守護神、聖ヴァレンティヌスに捧げら...
今年も残すところ52日。一年には53回の日曜日があり、ときに52回の年もあります。毎年年始「52回の楽しみを予定する」という手に届きそうで届かない一年の計を誓うものの、やっぱりノラクラな時間ばかりを過ごしてしまい、今ごろ...
立冬をむかえました。いよいよ植物も「血のさしひき」を感じる頃、色が消える冬にむけ、名残りの花によせる心もひとしおです。枯れてもすげても今ぞとばかり、照りにこたえる秋のくさぐさのそれには、他季には感じとることのない格別の風...
先日マーカス・フィスターの「にじいろのさかな」にふれた際、頂いたコメントにあったオスカー・ワイルドの「幸福の王子」。たしかあれも子供向けの短編小説らしからぬ、博愛と皮肉と哀愁を秘めた象徴性のある作品でしたよね。そしてワイ...
白いユリは聖母マリアの復活の花。白い花弁は彼女の身体を、おしべの黄色い葯は彼女の魂を意味します。キリスト教の伝説では、イヴがエデンの園を去る時に流した、後悔の涙から咲いたともいわれ、ことキリスト教芸術においては、多くの宗...