バラ 花言葉「愛情」

バラを語りましょう。アラブ人は、マホメットの額から落ちた一滴の汗から、この世の最初のバラが生まれたと信じ、ペルシャの詩人は、花々がアラーの神に新しい君主を求めた時にバラを授かったと残し、ルーマニア人は、光り輝くバラを、か...

秋色アジサイ 花言葉「辛抱強い愛情」

アジサイの季節です。水の匂いをまとい、しっとりと心を癒やす夏の花もよかった。秋は、秋はそれぞれに深い色合いがつながって、ヨーロッパ的な匂いを発散するのがいい。どこか深遠なるものを求めたくなる、このアールヌーヴォーな空気感...

コチョウラン 花言葉「幸せの飛来」

秋の光を浴びて日に日に飴色をつめていく秋の野趣。地味で平凡だった花や実が、色の密度を増しながら変身していく、それを見つけるのもこの季節ならではの楽しみです。あい対し、時にこんなプリミティブも、余計なざらつきを祓ってくれる...

キンモクセイ 花言葉「思い出の輝き」

今朝の東京は台風一過、まさに碧落一洗の青空となりました。夜のうちに去ってくれた嵐にホッとしています。実はいい歳をして、夜の嵐とカミナリばかりが今も恐怖で、どどうどどうと窓を打つ、夜あの風の音をきくたびに、いちいちに又三郎...

ダリア 花言葉「優雅」

男性的でおおらかな万葉集にたいし、女性的で匂やかな歌風の古今和歌集。「やまとうたは人の心を種として…」ではじまる紀貫之の仮名序には「和歌は人の心を種とし、様々な言葉の葉が繁ったようなもの(中略)花のむこうに鳴...

クチナシ 花言葉「私は幸せもの」

すんだことを誘う花があります。あまりよい思い出ではないのに、その匂いは鼻腔のむこうにまだあって、甘い匂いほどに苦みがあって、呼ぶまでもなしにそれが胸のあたりまでおりてきて、また思い出させます。梔子の花がそれでした。子ども...

シロシキブ 花言葉「愛され上手」

秋は月。昨晩の月もそれは美しい月でした。秋の月は白磁のように清らかで、それが満月でなくとも夜空に放つ光は充分であるし、あれをみれば、どこか満ち足りない気分であったとしても、拾い上げてくれるような優しさがあるし、高ぶった気...

ダリア 花言葉「優雅」

この花の首筋をみて夢二を思いだした次第。それにしてもダリアは、なんて見返り美人な花だと思う。このうなじといい。 美人画で有名な日本画家、竹久夢二、明治生まれ、昭和9年没で、その生涯はわずか50年でした。ちょうど日本の古き...

サルビア 花言葉「永遠にあなたのもの」

りんどう、桔梗、トリカブト。秋を深める青い花が旬を迎えていますね。 秋の青は、つこんと抜ける空の青とはまた違う、もっと深く感じ入る、もっと胆に染みいるような色をします。一般的には、「冷静」「静寂」など、温度感としてはひん...