野山に香り満ち

FF122_L.jpg五月は皐月(さつき)早いもので、今年も緑が美しい気持ちの良い季節になりました。 
野山に分け入れば新緑が香り、雨が降れば土が香り、風が吹けば夏薫る五月。「薫風」とは青葉若草を吹き渡る、五月の南風のことをいいます。さわやかな新緑の候は、田の神様を奉じていよいよ田植えをする季節でもあり、早苗月とも言って、稲の苗を作る月との意があります。別称に稲苗月、菖蒲月、橘月、啓月など。小さな自然、大きな恵みにあらためて感謝したくなる季節。さあ心晴れやかに、新しいひと月がスタートです(^^)

 風薫る羽織は襟もつくろはず 松尾芭蕉