木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)

EZ178_L.jpg草木が生い茂る月との意。春を迎えて草木がどんどん育つ時期で、いやが上にも生え繁ることを「いやおい」と言い、それが「やよい」になったと言われています。
今日から三月。はやいですね(^^)
日ごと春めき、いよいよ生い茂る草木とともに、まもなく沈丁花の香りが漂いはじめるころ。
三月をあらわす呼び名っていろいろあるのですね。桜月(さくらづき)花月(かげつ)さはなさきつき(早花咲月)とうげつ(桃月)はなみづき(花見月)はるをしみつき(春惜月)ゆめみづき(夢見月)なんて素敵な呼称でしょう。

私は「はるおしみつき」というのが、日本人の心情が表れていていいなと思いました。皆様はいかがですか?

今日もよき日を。

 「自然」はその美しき創造物(つくりもの)に
  わが心に流るる人間の魂を結び付けたり
                ワーズワース「早春の歌」