薔薇で弔う

薔薇にまつわる伝説・神話は数多くありますが、愛の象徴を語り継ぐ諸説が多い中、実は「弔いの花」としての薔薇の話も少なくないことをご存知でしょうか。 古代ローマ人にとってバラは愛と美、喜びの象徴とされていました。その時代、花...

七夕

恋さまざま願の糸も白きより 与謝 蕪村明日七月七日は七夕。陰暦七月七日の夜、夫婦星と言われる牽牛星と織女星が、天の川にかかる「かささぎの橋」を渡って、年に一度だけ会いことが許されるという伝説。七夕に雨が降る雨は催涙雨(さ...

生きとし生けるもの

「花は人間のように臆病ではない。花によっては死を誇りとするものもある。」岡倉天心は記しました。「流れゆけ、流れゆけ、流れゆけ、流れゆけ、生の流れは逝いてとどまることがない。死ねよ、死ねよ、死ねよ、死ねよ、死はすべてのもの...

故人の家族が花を送るとき

  先日こんな質問をいただきました。「故人の遺志で家族葬とし、また「一切の連絡不要」とあったので一部を除き遺志に副ったが、本来ご連絡すべきであった方への連絡漏れが後になって判明。時が経ってしまったが、その方へ花と共に手紙...

睡蓮と蓮のちがい

先日、友人と「睡蓮」と「蓮」のちがい。の話になりました。◎睡蓮=浮き葉のみで、花も水面で咲き、さらに葉には撥水性はありません。「睡蓮」は八重咲の花が「蓮のかたちに似ている」こと、また夕方には花を閉じることから「眠る蓮」と...

7月

7月になりました。半年、一年、月日が過ぎるのは本当に早いですね。7月は陰暦の呼称で「文月」といいます。その呼称所以は諸説あるようで、陰暦七月が稲穂が膨らむ月であるため、「含月」(ふくみづき)からくるとされたり、書道の上達...

青朽葉 青梅 日本の青 夏の青

「朽葉色」という日本の色があります。平安時代からある色で字のまま「朽ちた葉の色」をさします。この朽葉色には「朽葉四十八色」と言われるほど多くの類色があり、枯れて大地に落ちた朽葉に、平安の人は季節の移ろい、情緒の深さを感じ...

7月になりました

7月になりました。半年、一年、月日が過ぎるのは本当に早いですね。7月は陰暦の呼称で「文月」といいます。その呼称所以は諸説あるようで、陰暦七月が稲穂が膨らむ月であるため、「含月」(ふくみづき)からくるとされたり、書道の上達...