七夕

FA129_L.jpg恋さまざま願の糸も白きより 与謝 蕪村

明日七月七日は七夕。陰暦七月七日の夜、夫婦星と言われる牽牛星と織女星が、天の川にかかる「かささぎの橋」を渡って、年に一度だけ会いことが許されるという伝説。

七夕に雨が降る雨は催涙雨(さいるいう)と呼ばれます。年に一度の再会の機会を失った涙、逢瀬の後に流す惜別の涙などといわれていますが、韓国では、織姫と彦星がこぼした「嬉し涙」と言うのだそう。

また、日本を含むアジア圏では夜空にかかる光の帯を「川」ととらえますが、ギリシャ神話からの継承で英語圏では「乳」と見、「Milky Way」と呼びますね。

8月。夜空を見上げれば「夏の大三角」を見つけることができるでしょう。3星のうち、ベガ(こと座)が織姫星、アルタイル(わし座)が牽牛星です。そして、デネブ(はくちょう座)は北十字星とも呼ばれ、中国では織女と牽牛を結びつける「かささぎの橋」とされています。

子供達が書いた願い事を目にする週末。暗いニュースが一つでもなくなり、どうか大きく夢かなう未来でありますように。

願う夏の夜。ご家族と一緒に空を見上げてみませんか。