花に魂があるのなら

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どの薔薇の花も、
全能の神が自ら筆をとって認めた、
この世界についてのメッセージ。
こんな素晴らしい象形文字で記された
神ご自身の考えなのに、
人は常識や科学の目で理解しようとしてきた。
それも何千年という時間をかけて。
テオドール・パーカー
花や植物は、あらゆる分野の芸術家たちに、愛され選ばれ、そして語り継がれてきた永遠不変のテーゼです。
あるとき、この花たちに、たとえば水の如く「言葉」という潤いを灌ぐと、花はただ「見える姿」から「魂を宿す生」となり、その優美な生は、私たち人間に、あらたな驚嘆を体験させてくれることに気がつきました。
言葉に「言霊」が宿るなら、もともと生のある花には花の固有の「魂」があるだろう。ゆえに、人が自然と共生するかぎり、私たちは永遠不変に、花や植物に癒しを求め、祈りを請うのだろうと。
するとその魂は受け皿となり、泉のように湧くメッセージをうけとめます。言霊を孕んだメッセージは、やがて記憶という潤いとなり、ゆるりゆらりと人の心にそそがれます。そんな循環を、いつか何か、かたちに出来たらと、いま考えています。
どの薔薇の花も、全能の神が自ら筆をとって認めた、この世界についてのメッセージ。
このメッセージに言霊をあたえたら、どんな化学反応が起きるだろう?
そんなイメージをふわふわと膨らませ、思い描いています。