葡萄とワインと

CQ047_L.jpg愛する人よ、美しいひとよ。さあ、立って出ておいで。ごらん、冬は過ぎ去り、雨の季節は終わった。花は地に咲きいで、小鳥が歌う季節がやって来た。この国にも 山鳩の声が聞こえる。いちじくの実は熟し、ぶどうの木は花をつけて香り放つ。わが愛する人よ、美しいひとよ。さあ、立って出ておいで。 「雅歌2章 乙女の歌」

キリスト教の伝統において、ブドウは植物信仰の初期の名残を残しています。聖書の中でブドウは「神の象徴」とされ、一般的には「豊穣」という意味で用いられることもあります。

葡萄酒(ワイン)は歴史上最も古い酒の一つといわれ、「最後の晩餐」にもあるように、パンはキリストの体、ワインは血として弟子たちに与えられたことから、ことキリスト教においては、その伝統を受け継ぎ、穀物から作られるパンとワインは聖体拝領として受け入れ、ブドウの房は神の国の象徴とされました。

ワインといえば。

先日、「日本で一番チャーミングな97歳」女性報道写真家 笹本恒子さんのお話で、お元気でおられる秘訣として毎日「上質のお肉100gと一杯の赤ワイン」を召し上がると聞き、ここに90歳を過ぎてもなお、現役でご活躍される健康の秘訣があったかと、思わずうなったのでした。

どんな状況でも絶望せず、果敢に挑戦し、常に好奇心いっぱいにワクワクして生きる姿勢。素敵ですね。
  
  「もういくつだわ なんて 考えたらおしまい」

葡萄の花言葉:豊穣 元気 よい仲間 快楽 若さ