凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリヤ

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凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリヤ 中村草田男
ノースリーブの肩を秋の風がさわってゆきました。花火も終わって、処暑もすぎて、少しずつ心もなりも、秋に向かってあらためていく頃です。夏のしまいに咲き誇るノウゼンカズラの花。「凌霄花」と書きますが「凌」は「しのぐ」「霄」は「空」「雲」の意味があり、つるが木にまといついて、天空を凌ぐほど高く登ることから、この名がついたそうです。
花の少ない夏の季に、紅をさす百日紅、頬を赤めて凌霄花。春の桜も、初夏の藤も、やはり花の美しい樹は「女」だと思います。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ノウゼンカズラ 花言葉「女性らしさ」