鈴や鐘は、古くから神聖なものとされ、寺院、神社、教会など世界のあらゆる所に存在します。そのいわれには諸説ありますが、鈴には「魔除け」や「神様を呼ぶ」効果があるとされ、神社での儀式には頻繁に鈴を使います。
教会の鐘の音は「神の愛に見守られている喜びを受けとめる」音とされ、それに対し、お寺の鐘は「人生の無常を悟る」音、鐘の音が消えていくと同時に、すべての煩悩が消えていくことを願う音だといいます。
ドイツの小さな田舎町に居た頃、町中に響きわたる鐘の音に、しばし足を止めることがありました。美しい町でした。懐かしい鐘の音を思い出せば、目に浮かぶのは、忘れられない人たちと過ごした、忘れられない情景。また立ち寄れる日を夢見て。今日もいちりんあなたにどうぞ。
君が正しいと思うことをするのさ
Do what you think is right. 『The Hunchback of Notre Dame』-
文学や詩歌の中に鏤められた、四季折々の花と言葉を集めています。
