みやぎECサイトの会にいってきました

久しぶりに小規模だけどとってもエキサイティングな勉強会に参加した記録として。 

友人が主催する「みやぎECサイトの会」のオープン講座に参加させて頂きました。立ち上げから半年足らずだというのに、すでに看板にある「みやぎ」を超え、東北6県から同志が集まり、勉強会を開催してるとのこと。それも月に2回。すごい。その本気度を心から羨ましく思った週末。 
今回は、共通の友人が講師を務めるということもあり、私としては、予てよりいつか彼の「まじめな」事業の話をこの耳に目にしたいと思っていたこともあり、また、夏以降もういちど仙台を訪れてみたい、との思いと、諸々のタイミングが重なり、よろこび勇んで仙台へ出向いたわけであります。 
詳細はぜひこちらのアーカイブで。  終始あまりに楽しすぎて、写真を撮るのもすっかり忘れてたため(笑)とりあえず一枚だけ。 

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東北に寄せる想いはこの2年半分、私なりに複雑に絡み合うものがあり、なかなか他人にはうまく説明できたこともないので、もうこのまま胸にとめておくことにしました。あの日から、今日までの軌跡は、時折思い出しつつ、そして同じように前を向いて、静かに寄り添っていけたらいい。相変わらず力足らずで、それしかできない、というちょっとネガティブな本音もあるけれど。
でも今回は、それも間違ってないのかな、と思わせてくれるほど、明るくて愚直な若き事業者が、東北にはたくさんいらして、驚いたことは本当にいくつも。
 びっくりその一は事業者たちの若さ。イーコマースの黎明期からずっと業界をけん引してきた諸先輩方々の背中ばかり見てきたせいか、自分たちの世代やその後ろに続く人たちの頑張る姿に気が付いていなかったかもしれないと反省した。先輩から教えて頂いた「ご恩送り」をするときになったのだともあらためて思った。その二はその明るさ。とにかく皆みんな、笑顔が明るい。その三は女子率の低さ(笑) 
でもそれぞれに、この地域の特徴を垣間見た気がし、なによりそのポテンシャルの高さに、圧倒されっぱなしでした。そして地方自治の現実、耳を疑うほどの情報量の少なさ、その遅れも見逃せず。
人馴染みがよさそうで、ふとした時に向ける視線は警戒心と冷めた心うちを感じさせる。あれは東北の人独特の空気感なのかもしれない。 とはいえども、今や「復興」という世間がつくったムーブメントにしがみつかず、自らの足で力強く踏み進む、愛すべき友人やその仲間のこれからの足取りに、むしろ私の方が背中をおされ、手を引かれるような気分は心地よかった。今もまだ、静かに余韻を残してる。烏滸がましい気もするけれど、いつかきっと、力になれる時も来るだろう。心地よい時間の中で、 そんなことを思いながら、ふとした瞬間に聞こえてきた喘ぐような心の叫びを、私は風音のように聞き流し、そのまま胸にしまっておくことにした。  
底抜けの明るさと、純朴な笑顔と、背負った悲しみと、変わりたい一心があるかぎり、きっと彼らはこれからますます変貌していくのでしょう。
11年目。初心を忘れかけていたこの時に、素敵な出会いの機を与えてくれた友人に心からの感謝と敬意をこめて。

みやぎECサイトの会 http://www.miyagi-ec.com/index.html