ムーンダスト 花言葉「永遠の幸福」

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「夢とはなんだい? 薔薇とはなんだとおもう? つまり、月とはなんなのか? 僕は君を月の子だと思ってる。君は彼女の淡き花を腕に抱く。彼女のまばゆき光はは、君身体にキスし、君は大地の子のそれよりも、彼女のその冷たいキスを好むのさ。まことに結構だ。
でもね、君は沈黙という彼女の音楽をうけとめ、彼女の涙を手にした。
君は僕の笛の音で母上の声を思い出したんだ。

ぼくの絵を見たとき、母上が子守歌代わりに聞かせたあの物語を思い出した。それで、きみが母上の息子で、僕の弟だと分かったのさ」

「月はいつも僕の友達だった。」「でもお母さんだったなんて知らなかった。」….「だが君の人生を美しくしてくださる母上は、今は雲の間にお隠れになっている。君の人生の美しさは、君の時代の基準になるのだ。」…

「少年よ、君は自由を守りたまえ。神の慈悲により、すべての人間は愚かさという権威の虜だ。僕達はいずれ、月の光のもとでまた会えるだろう。」


 リチャード・バラム・ミドルトン『月の子たち』

 ムーンダスト 花言葉「永遠の幸福」