花ごころは女心

579398_541203349254163_686262956_n.jpg西インド諸島のマルティニーク島はメキシコの近くにあり、ダリアの発祥地。

恋多き女と呼ばれ、ナポレオン一世の妃で

知られる、フランス皇后ジョゼフィーヌは、マルティニーク島の生まれでしたが、彼女はフランスに行くまでこの花を知りませんでした。

品種にその名を遺すほど、バラを愛したとされるジョゼフィーヌも、ダリアに出会うとこの花こそが自分好みの花と宣言します。

そこで手すがら宮殿に植えた自慢のダリアを、皇子や大臣に見せるためにわざわざ招待するまでに至りますが、しかし彼女は誰にもこの花を分け与えませんでした。

そこで、ポーランドの王子が園丁に20フランを握らせ100本を盗ませます。この事件がもとでジョゼフィーヌは気分を害し、ダリアに興味を抱かなくなったとのこと。


他にも諸説残されていますが、このダリアの二つの花言葉「移り気」「永遠にあなたのもの」はそんな独占力の強い、ジョゼフィーヌの女心に所以するのでしょうね。

しかし、こんなに美しい花なのに、独り占めなんて、それこそもったいない限り。