黄色は太陽の色

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黄色はより楽しみを運んでくれる色。希望・発展・活気・幸福の色。人とのコミュニケーションを図るパワーがあり、心のマイナス要素を取り払ってくれる色と言われます。
色の解釈は、世界各国においてその国の伝統、文化、宗教、習慣などに影響され、様々に変容します。
例えば黄色においては、「太陽と情熱の国」とされるスペインならば、その国旗にある黄色は豊かな国土をあらわすとともに、太陽さす色そのものです。
また、ポルトガルの町中は黄色が多用されていますが、これは古くレコンキスタ(国土回復運動)の際に城を取り戻した、勇敢なポルトガル人を称賛するシンボルカラーであるといわれています。
また、IKEAに代表されるスウェーデンの国旗色の青と黄は、空の青と独立の黄色であり、中国にとっての黄色は五行説(空間・時間の双方を表記する概念・自然哲学)の中央の色、尊い色。
「黄金」の解釈に近い黄色ですが、その根拠は永遠に輝き続ける「光」をイメージさせるからでしょう。いずれも、黄色が与える印象とは、光に象徴される「永続」であり、その光明であり、歓喜であり、実りと繁栄を象徴する「幸福」の色そのものといえますね。