昼顔

DJ048_L.jpg「・・・上へ高く、ギシギシの塔を昼顔は登る、まるで螺旋階段のように」
英国の詩人ノーマン・ニコルソン(1914~)は書きました。しかしながら、ウォルター・ド・ラ・メアー(1873-1956)の目線は変わります。
「ヒルガオの根は深くつらぬき、暗く閉ざされた墓の中の 眠る血族の傍らに横たわる者等より さらに深きに到る」

天と地。昼と夜。幻想と現実。

中世にはこの花を悪魔の花とみなされ、悪魔の腸として知られるようになりました。そういえば。子供のころ、根拠もなく「縁起の悪い花」と聞かされたことがあるような・・・。この昼顔にまとわりつく性質はその通称「hedge bindweed(生垣のつる草)」に反映されるようです。

カトリーヌ・ドヌーブの映画「昼顔」でも、女の夜と昼の顔を演じています。花言葉:頑固さ