花に香り 人に礼儀

求められるもの。花には香り、人には礼儀。インドの諺ですって。ほんとそうね。今日もいちりんあなたにどうぞ。 花の香りは風が向かう方向にのみ広がる。しかし人間の善意は全ての方向に広がる。 The fragrance of f...

躑躅

ねえ、みて。と声をかけたくなるときが、たくさんあります。かわいいお菓子が並んでたとき、きれいな古道具に出会ったとき、素敵なポスターが貼ってあったときも。それから、不思議な色をみつけたとき、三日月が見えたとき、やわらかな新...

藤の花が咲きました。晩春匂やかに、夏を迎えるこの花は、二季をまたいで咲くので二季草(ふたきぐさ)ともいいます。このゆったりとした花房をみて思い出すのは、歌舞伎でも知られる「藤娘」のお衣装。黒の塗笠に藤の花房を傾げ、「男ご...

感謝のきもち

電話は相手の時間を拝借し、手紙は自分の時間を贈るといいます。それより表情がみえる会話なら、より互いの信頼を深めるでしょうし、今どきのツールなら誰の時間も邪魔しないし便利です。其々に良さはあるけれど、どれを選ぶにしても、相...

花まつり

今日4月8日は花まつり。お釈迦様の誕生日です。色とりどりの花で飾った小さなお堂に、生まれたばかりのお釈迦さまの像を飾り、その頭に甘茶をかけてお祝いします。このお堂は花御堂(はなみどう)といって、お釈迦さまが生まれたとされ...

花にも新緑

新緑きらめく季節になりました。毎年この時期に咲きだすオオデマリの花。いちどは駄目にしてしまったと思ったのですが、ある年から、また美しく咲いてくれるようになり、この季節の楽しみになっています。花が少ない時も、色がつかないこ...

年年歳歳花相似たり

花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに。 花の散る様子に自らの老いを重ねた恋歌がある一方で、不変の自然を無常の人生に重ねた詩があります。来る年ごとの花に変わりないけれど、来る年ごとに見る人の心は変...

心の記憶

見てきたもの、聞いたことを、いつまでも忘れずにいることは出来ないけれど、いつも感じてきたことを、ちゃんと感じると、蔑ろにしていたいろいろが、見つかるような気がしました。ブランコで一番たかくなった時のきもち、自転車で走ると...

リラックス

喜び、悲しみ、驚き、恐れ、怒り、嫌悪。これら6つの感情は、わずかな時間のうちに変化したり収まる感情とききました。なるほど、ひとの怒りは海の波。イライラ波が来たときは、いっそ波乗りしてみたらいいかもしれないですね。大きな波...