9月 小泉八雲と虫の声 「たぶん君はトンボが好きだろう」と私が示唆した。「彼らは私たちの回りを飛び回っている。けれど音は立てないしね。」神代が言う。「日本人はみんなトンボが好きなんです... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.19
9月 吾もまた紅 一つ一つはもう憶い出せないが、私は妻とあの土地で暮した間、どれほどかずかずの植物に親しみ、しみじみそれを眺めたことか。妻が死んだ翌日、仏壇に供える花を求めて、そ... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.08
9月 へちま だらだらと要領を得ぬ糸瓜哉 尾崎放哉へちま。子どもの頃はよく見たけれど、最近目にするのはもっぱらゴーヤで、そういえば昔見たヘチマは、どこへいっただろう、とみる... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.10
9月 秋桜 日本人にとって秋の花といえば、誰の眼にも浮かぶコスモスの花。繊細で装飾的な美しさは、秋の風物詩になくてはならない花のひとつです。子どもから大人まで、コスモスがこ... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.11
9月 萩の咲く頃 昨日に続いて萩の花。秋の七草にも数えられているように、昔から萩は秋を代表する花のひとつ。古くは万葉集のなかでも最も多く詠まれた花で、その数は140をこえています... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.13
9月 あとみよそわか あとみよそわか。「あとみよ」は「後を見よ」 「そわか」は「蘇婆訶」。「蘇婆訶」とは仏教の言葉で「功徳」を意味する言葉、人や世の中のためになる「善い行い」のことを... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.03
9月 桔梗 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花 葛花撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花山上憶良が万葉集の歌で選定し今に至... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.04
9月 くずの裏風 葛の葉の面見せけり今朝の霜松尾芭蕉秋の七草のひとつでもある葛の花。葛の葉裏は白っぽく、それがひらりとひるがえすと「まるで風が銀色にかがやくように見える」などと、... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.09.06
8月 くすぐりの木 夏の始まりから秋の入り口まで咲き、その花期の長さから「百日紅」とも書くサルスベリ。枝先に、縮れたレースを集めたような小花が群がって咲きますが、この木の肌を指先で... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.08.26
8月 野分のあした 昔は台風を「野分」と呼んだことは以前にも触れました。『源氏物語』の巻にも「野分」があり、『枕草子』には「野分のわきのまたの日こそ いみじうあはれにをかしけれ」と... 更新日:2026.08.15 公開日:2024.08.30