花以想の記

幸せの尺度なんて、自分で知ってりゃそれでいい。たったそれだけのことなのに、ついつい忘れちゃうからいけないね。他人となんて比べるなかれ、よ。今日もいちりんあな...

孤独な薔薇がありました。ある日のこと、美しい少女がいちりんのバラを髪に飾ると、人々はなんて美しい花と見惚れ、以来、バラは皆に愛される花となりました。とこ...

わからぬは夏の日和と人心。変わりやすい夏の天気のように、人の心も変わりやすく解らないものだ、という故事ですが、似たような言葉に「男心と秋の空」があります...

アガサ・クリスティ「春にして君を離れ」。今朝何げに読み始めて、面白さに誘われるまま、一日読みふけり先程読了。タイトルはシェイクスピアのソネットを由来にしたそ...

歴史とは「人間の心」の記録であり「出来事」の記録ではない。小林秀雄は言いました。人間がどのように考え経験をしてきたか、それを言葉に記すことで、わたし達は...

写真は写真を見るだけで、自分もそこにいるような気分になれる。映画は映画の中に、揺れる人間の姿を見て、そんな生き方もあると想像することができる。では言葉は。...

今日は自分にとってのSNSを考える時間をもちました。その上で、ひとつ気づいたことがありました。まず私にとって「美しいかどうか」は、自分にとって相当重要視...

古くから、口に出せない思いをこの花の名に重ねて、多く歌に歌われてきたくちなしの花。染め出される赤みを帯びた鮮やかな黄色は「言わぬ色」ともよばれます。六月の湿...

平和の象徴として、また祈りの糧として、古くより人に求められてきたオリーブ。知られるところ、国連旗にも描かれいるそれであり、アテネオリンピックでは、世界平和...

日本は「思い出す」ことを尊ぶ、独自の文化を持っています。花の季節になればその花を思い出し、匂いを嗅いではいつかの誰かを思い出す。色をみても味わっても、懐かし...