四月になりました
四月になりました。四月は卯月、一年のはじまりを意味する産まれ月です。卯の花の咲く頃という名の由来を知るだけでも、初夏の匂いが漂う気がします。昨日まで残していた微量の悲しみも、今日からの嬉しいできごとに触れあえば、ひとつづ...
四月になりました。四月は卯月、一年のはじまりを意味する産まれ月です。卯の花の咲く頃という名の由来を知るだけでも、初夏の匂いが漂う気がします。昨日まで残していた微量の悲しみも、今日からの嬉しいできごとに触れあえば、ひとつづ...
毎年恒例の、嘘をついては人をかついで可笑しみ、かつがれては笑ってすますという平和なこっけい。ただしくは、この日だれかにだまされた人のことを、エイプリルフールというそうです。愚かだなあなんていいながら、無邪気に笑いあえるこ...
日が暮れそうでなかなか暮れないそれを、暮れなずむ、といいますね。暮れなずむ街の、とはじまる歌がありましたから、その情景を眼にうかべる人は、ここにも多くいらっしゃることでしょう。 薄暮、という言葉を知りました。日暮れあとの...
自分が弱みと思った事ほど、ひとは魅力と見てくれ、ひとの強みに気づくことは、自分を謙虚にさせてくれます。優れてもなく、劣ってもなく、大きくもなく、小さくもない、今この時を、私たち最高のたのしみに。今日もいちりんあなたにどう...
花爛漫のざわめきのあとは、こんな白もいいものです。今日もいちりんあなたにどうぞ。 淑やかなバラでも、身を守る棘があり、 おとなしい羊でも、ときには大声を立てることがある。 ただし純白のユリだけは、愛そのもの、 その美しさ...
木蓮、まんさく、レンギョウ、コブシ。暑さ寒さも彼岸までといいますが、この花たちが咲きだせば、やっと寒さもぬけたのねと、春本番のきもちです。両手をひろげて迎えるように花咲くヒメコブシ。ゆったりたなびく春霞には、ほのかに優し...
のどかな春の日つづく東京です。光りをもとめて黄色に染まる花あれば、色を求めてピンクに満たされる花もあり。音を奏でんばかりのオレンジも。春の真ん中に来ましたね。いかがお過ごしですか。北国にも春は届いたでしょうか。桜はこれか...
一日の終わり、時にはラブレターをあなたへ。今日もいちりんあなたにどうぞ。 文ちゃん。 僕は、まだこの海岸で、本を読んだり原稿を書いたりして 暮らしてゐます。 何時頃 うちへかへるか それはまだ はっきりわかりません。 が...