7月

７月になりました。文月(ふみづき)は文を書く月。七夕のひこ星・おりひめ星になぞらえて、お互いの無事を確かめるために、手紙や贈りものをして気持ちを伝え合うという...

 パルジファル「今日この草原は何と美しく眼に映ることでしょう。確かに私は、奇蹟のような花たちに出会い、求められるまま頭の天辺まで巻きつかれましたが...

ひとは刻一刻と少しずつ変化しています。昨日までの自分がうそのように、今日の自分は晴れやかだ、そんな経験は誰にでもあることでしょう。 ですから、昨日までの...

その時が来たとき、その瞬間私は叫ぶであろう。時よ止まれ、お前は最高に美しい。　ゲーテ「ファウスト」To that moment (that is, when h...

いよいよ苦しいときに、ムリしてでも精いっぱい笑えたら、その一瞬の笑顔を褒めてあげようじゃないか、と思うのですがどうでしょうか。大人のくせに、ムリして笑うなんて...

映画「風立ちぬ」を見てきました。そこには記憶にとどまったままの、燃え盛る赤い、また美しく青い日本が描かれていました。映画のなかで歌われる「Das gibt's ...

朝はすずしいと思って過ごしていれば、昼はギラギラ、そのうちみるみる雲がはって、こちらはにわか雨、あちらは晴れ間とせわしない空模様。雲を眺めてるだけで１年の折り...

花はいつも私たちのそばに。音楽では喜びや悲しみとともに、文学では情景を目に浮かべ、歌劇ではドラマティックに、俳句で日本の四季を堪能し、詩歌で心を寄せあい。きっと...

『テキサスの黄色いバラ』という古いアメリカの民謡があります。「黄色いバラ」とはテキサスに実在したエミリー・モルガンという混血の少女の事だそうです。テキサスのメ...

Forget-me-not～恋人のために岸辺に咲いた花に手を伸ばし、あやまって川に落ちた一人の騎士ルドルフ。重い鎧を身につけた自分の死を悟り、恋人ベルダに向け...