7月

耳に残るは君の歌声～Je crois entendre encore～今もなお、我が耳に残るはあの人のやわらかな歌声、森鳩の歌声のように。ああ麗しき夜、美しき...

子どもの頃、祖母に倣いそっと針でつついたつもりも、無残に種が飛びちり、母に笑われたほおずきの思い出。お盆に飾るほおずきは、ご先祖様を「おかえりなさい」と...

Smoke tree~Ruby-fur火は益（ますます）燃え拡がつた。鳥は苦しさうに鳴きながら、何羽も赤黒い空へ舞ひ上つた。が、すぐに又煙に巻かれて、紛々と火の...

人間は、花のいうことなんていいかげんにきいてればいいんだ。花はながめるものだよ。においをかぐものだよ。 ......花のすることったら、ほんとにとんちん...

東京も梅雨が明けたようですね。さて、明日は七夕。陰暦七月七日の夜、夫婦星といわれるけん牛星とおりひめ星が、天の川にかかる「かささぎの橋」を渡り、年に一度の...

京は７月１３日がお盆の入りです。１３日の夕刻「迎え火」でご先祖の霊をお迎えし、１６日の「送り火」で送り出します。お盆は、仏教の「盂蘭盆会（うらぼんえ）」を略した...

７月になりました。文月(ふみづき)は文を書く月。七夕のひこ星・おりひめ星になぞらえて、お互いの無事を確かめるために、手紙や贈りものをして気持ちを伝え合うという...

 パルジファル「今日この草原は何と美しく眼に映ることでしょう。確かに私は、奇蹟のような花たちに出会い、求められるまま頭の天辺まで巻きつかれましたが...

 ７月は文月(ふみづき) 。その名の通り、お互いの無事を確かめるために便りや贈り物をして、気持ちを伝えあう月です。七夕の牽牛星・織女星になぞらえて、詩歌を作り供...

 7月2日は半夏生（はんげしょう）。夏至から数えて11日目にあたる雑節のひとつです。カラスビシャク（半夏）という薬草が生える頃といわれたり、カタシログサ（半夏生...