1月 空いろの花 『空いろの花』萩原朔太郎たはかれどきの薄らあかりと空いろの花のわれの想ひをたれ一人知るひともありやなしや廃園の石桓にもたれてわればかりものを思へばまだ春あさき草... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.13
1月 寒雷に雪に 海にふる雪は、海になる。街にふる雪は、泥になる。山にふる雪は、雪でいる。空にまだいる雪、どォれがお好き。「雪に」 金子みすゞ昨日の寒雷には驚きました。瞬く間に外... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.14
1月 女の正月 1月15日は「小正月」。元日の「大正月」に対してこう呼びます。昔はここまでが松の内だったらしく、その間休みなく働いていた女たちが、やっと足袋を脱いで休めることか... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.15
1月 花盗人(はなぬすびと) 今より知識が浅かったころは、桜も梅もわからなかった。梅も桃もわからなかった。時期も香りも。そんなものです。ある夜に歩いていたら、ちょんちょんと小さな兆しをつけた... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.16
1月 チューリップマニア 春を知らせる球根咲きの花が今年もお目見えです。花屋の花は自然に咲くより1~2カ月早く旬を迎えますが、チューリップもそのひとつ。チューリップといえばオランダの国花... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.17
1月 大寒 上の雪さむかろな。つめたい月がさしていて。下の雪重かろな。何百人ものせていて。中の雪さみしかろな。空も地面じべたもみえないで。『積もった雪』金子みすゞ今日は二十... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.20
1月 「ひきだしの花」花屋の向こう側 昔、ある先生のアシスタントをしていた頃がありました。することは、先生のお世話、だんどり、お片付け、稽古の準備。などなどです。昔は「丁稚(でっち)」といいました。... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.18
1月 「わかる。ということ」花屋の向こう側 近年は、遠くに離れた場所のことでも瞬時に情報共有できるので、目や耳で得た情報だけで、人の気持ちまで知った気になる危うさがあります。人は「相手をわかりたい」という... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.19
1月 もの思いの花 「見て、ローズマリーがあるわ、これは思い出のしるし。愛しい人よお願い、わたしを忘れたりしないで────そして、これはパンジー、もの思いのしるしよ」W.シェイクス... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.21
1月 雪の花 冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ清原深養父『古今和歌集 巻6・冬歌』まだ冬なのに空から花が降ってくるのは、雲の向こうはもう春なのであろうか... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.01.22