花以想の記

冬至を迎えました。一年のうちでいちばん太陽は低くなり、このあとにくる夜も、一年でもっともながいとされる日です。今日までに、どんどん詰まった冬の日は、これを境にな...

12月ももう数え日。ものの終わりには、ぱちんと線をひいたり鮮やかに飾って決まりをつけたい、そんな心になるのも人情でありましょう。ひとつひとつ片づけ見送って、ふと...

季節が消滅した都会、と言い切ってしまうのはさびしいけれど、手に取って確かめて季節を知る、が少なくなったとは云えましょう。道々に花を見つけては嬉しくて愉しくて...

女性の艶っぽさは佇まいにすべて。立ち姿、座り方、仕草、指先、出会った時の空気感。凛とした力強いエネルギーを放つ人、ふわふわと力を抜いて生きる人。みずみずしい...

降るか、と待ちかまえていた雪はどちらへ。空気はきいんと冷えていますが凍空というほどの固さない、東京は青空でした。ヒヤシンスが咲きました。春の光を思わせて、ちょっ...

クリエイティビティ（creativity）とは創造的であること、新しくものを創りだすときの独創性、創造力をいいます。人がもの創りをするときに、過去の作品からイ...

待つものあれば長いしと思うし、去るもの送れば短かったとなる。一月はごまかしのない月。情緒的であることがちっとも似合わない、というかしら。風も木立も真っすぐで...

ひと月越してふつかめ。二月は如月。のこる寒さに着物を更に重ねて着るところから「きさらぎ」といいます。草木が芽を出し、新しい命が芽生える、二月はうまれ月です。明...

明けましておめでとうございます。今日この世界中の一斉に、皆さまの健康と幸せを心よりお祈りいたします。いつもいつもあなたに伝えたいことはたくさんあって、見つけたと...

晩秋から咲き続けていた山茶花も、そろそろお仕舞いかしら。ご近所にある、染まるほどお喋りが盛んに見えた花木はいつも賑やかで、椿ほど艶やかでないのに、どちらかといえ...