オニユリ 花言葉「賢者」

ベートーヴェン 交響曲第6番 「田園」。5楽章からなるこの交響曲には、各楽章に表題があります。 第一楽章 「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」 第二楽章 「小川のほとりの情景」 第三楽章 「田舎の人々の楽しい集い」...

炎天の 地上花あり 百日紅

残暑の中に咲く、百日紅がとてもきれいです。「百日紅」と書いて「さるすべり」。「ひゃくじつこう」とも呼びます。その名の通り、7月の初めから晩夏まで、百日にもわたって咲き続けると言われるほど、花期がながい夏を代表する花です。...

風に秋

風に秋。朝夕の頬をなでる空気に、ひやんとした心地良さを覚えるようになりました。北の国では、暦に逆らうことなく、お盆が過ぎればもう秋なのだそう。つくづく日本って縦に長く広いなあと思います。 なごりの夏に射し込む光は、まある...

ハス 花言葉「清らかな心」

おのづから月やどるべきひまもなく池に蓮の花咲きにけり 西行 お盆をむかえました。お盆は仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略したもので、語源は梵語の「ウランバナ」、地獄の責め苦から救うという意味があります。餓鬼道に堕ちて苦...

ゼラニウム 赤「君ありて幸せ」

君や来む我や行かむの十六夜に槙の板戸もささず寝にけり 昨晩は十六夜(いざよい)。「いざよう」とは「ためらう」の意味があり、満月の翌晩は、月の出がやや遅くなり「月がためらっている」ように見えるので「十六夜の月」と呼びます。...

バラ 朱赤 花言葉「愛情」

くれなゐの 薔薇のかさねの唇に 霊の香のなき歌のせますな 与謝野晶子 毎日のように台風の被害が聴こえてくるきょうびです。こんなに強い風が吹き荒れているというのに、台風の中心にある「台風の眼」が無風で静寂というのだから、な...

月と恋と花と

日本には月と恋を共に詠んだ歌が多くあり、例えば西行の歌にも、花の歌に並び、月の歌が多く残されています。日の下で笑う花が陽ならば、夜を照らす月は陰。祝賀に色を添えるのが花ならば、鎮魂の祈りを捧げるのは月。花は外を向き、月は...

すべての事には季節あり

昨日は立秋。暦の上では秋がはじまったとされます。それを知らせるように、東京では昨夕の空、いわし雲がみられました。昼のあいだが堪えがたく暑くても、日が落ちて夕闇ふかまれば、すこしは涼しい風も感じるから、これが救いかな。 秋...

ムクゲ 花言葉「信念」

「青天白日」とは太陽が輝き、よく晴れわたった日和の事。転じて、心にやましいことがなく、少しの疑いや隠し事もないことを言います。 「空色のゆりいす」という童話をご存知でしょうか。目の見えない自分の娘に、たった一つの色を教え...