花以想の記

青いお空のそこふかく、海の小石のそのように、夜がくるまでしずんでる、昼のお星はめにみえぬ。見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。...

4月8日は花祭り。お釈迦様の誕生日といわれる仏教の行事で、誕生日を祝うころにちょうど春爛漫であるところから「花祭り」と呼ばれるようになりました。竹の...

「干菓子のあられのような紫紅色の可憐な蕾をいっぱいにつけた（蘇芳の）枝は艶にやさしかった」瀬戸内寂聴『花冷え』蘇芳（すおう）は古来より受け継がれる日...

木は天にまで達しないように配慮されている。木とは決して天にまで達しないように、神に配慮され設計されている。転じて、どんなものや事柄にも、おのずと限度がある。...

ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はそういう恋だよ。-シェイクスピア今日もいちりんあなたにどうぞ。トキワマンサク 花言葉「私から愛したい」...

日本語の「トキメク」には二種類あります。「時めく」とは、よい機会に恵まれ気持ちや存在が華やぐことをいい、慣用句にある「今を時めく」のそれですね。そし...

あなたを愛した果ての末これもひとつの形です。今日もいちりんあなたにどうぞ。別れるときは、相手が逃げ出すような女になる。大好きだった相手へのそれが最後の思...

一月の梅にはじまり三月桜までは、次々に花が咲くたび「春よこい」「春がきた」と嬉々に感じたものでした。その後の八重桜、ハナミズキ、ツツジ、藤までくると、開花の...

江戸時代、時代の転換期に富貴を求めることなく、心豊かに生きたという歌人、橘 曙覧(たちばなあけみ)。「たのしみは」ではじまる一連の短歌が収められた『独楽...

思わず「わかる」と発したと同時に「わかってない」と先の安易な同調を否定する自分がいつもいます。なぜなら9割の「わかる」の粒度より、1割の「わかってない」...