8月 夏の雲は岩のように 東京は台風一過の夏の空、青い空に白い雲、文字通りの夏空です。俳人 正岡子規は雲が好きだったのか、「雲の日記」など、雲ついて書いた短文を、いくつか残しています。春... 2024/08/17
8月 島唄の花 「でいこの花が咲き 風を呼び 嵐が来た」というフレーズは、宮沢和史 作詞『島唄』の歌いだし。ご存じの方も多いと思いますが、沖縄にはこれに重なる「デイゴの花が見事... 2024/08/16
8月 終戦の日 今日8月15日は日本における終戦の日。その戦争は1941年12月に始まり、1945年8月14日のポツダム宣言受諾および、15日正午、天皇自らが「終戦の詔書」を読... 2024/08/15
8月 私の耳は貝のから 私の耳は貝のから海の響きを懐かしむMon oreille est un coquillageQui aime le bruit de la mer.堀口大學が... 2024/08/14
8月 ダリア ダリヤ咲く疑多くかげ多き心と云へるものの形に与謝野晶子夏深き 地のなやみか誘惑か朝日かなしもダーリアの咲く若山牧水かなしさは日光のもとダアリヤの紅色ふかくくろぐ... 2024/08/13
8月 夏の日の歌 青い空は動かない、雲片一つあるでない。 夏の真昼の静かには タールの光も清くなる。夏の空には何かがある、いじらしく思わせる何かがある、 焦げて図太い向日葵が 田... 2024/08/11
8月 盆帰省 盂蘭盆や 葵も高く花を終ふ 中村汀女今日からお盆休みに入られた方も多いことと思います。「帰省」とは、たんに故郷へ帰ることをいうのではなく、帰郷して、父や母の姿を... 2024/08/10
8月 雨乞いの歌 ことわりや 日の本ならば照りもせめさりとてはまた あめが下とは小野小町古くから日本では、ひでりが続くとさまざまな方法で「雨乞い」をしたそうで、たとえば天皇の命令... 2024/08/09
8月 初秋にて 秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる藤原敏行『古今和歌集』(立秋を過ぎたからといって、秋が来たと目にははっきり見えないけれど、風の音によっては... 2024/08/08