7月 たちばなの花 香をかげば昔の人の恋しさに花橘に手をぞ染めつる曽禰好忠橘(たちばな)といえば、ミカンなど柑橘類一般の古称でもあり、古来からは春の桜とともに、日本人に親しまれてき... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.14
7月 みょうが 日本には、それぞれの季節において、旬を表す「香り」というのががあります。夏でいえば、香味野菜もそのうちです。例えば紫蘇、生姜、山葵、そして、茗荷(みょうが)。子... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.16
7月 凌霄花(のうぜんかずら) 凌霄は妻恋ふ真昼のシヤンデリア 中村草田男凌霄花(のうぜんかずら)といえば思い出すのがこの一句。「凌霄花」の「凌」は「しのぐ」。「霄」は空や雲の意味があり、つる... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.17
7月 虹と蛇 たでの花簾にさすと寝ておもふ 日のくれ方の夏の虹かな与謝野晶子虹と蛇。いずれも虫偏なことに気づきました。虫という字はもともと「ヘビ」の象形文字だといいます。ちな... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.18
7月 紫蘇の香り 紫蘇しぼりしぼりて母の恋ひしかり 橋本多佳子春に芽、夏に葉、秋に花や実が収穫される日本のハーブといえば。そう、紫蘇です。かつてドイツで知り合った現地在住の日本人... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.19
7月 パッションフラワー 3つに分裂した雌しべが、まるで時計の長針、短針、秒針のように見えることから、日本では「トケイソウ」とも呼ばれるパッションフラワー(Passion flower)... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.21
7月 記憶の記録 日々書き連ねていると、物知りですね、と言われがちですが、まさか。ちっとも憶えないし、読んでも書いても、尽くして言って人に通じさせることもできず、仕方がないので今... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.22
7月 「謙虚な心と思いやり」花屋の向こう側 あるとき虎が狐をつかまえました。すると狐は「自分は天帝から遣わされ、すべての動物の長になる者だ。食べてはならない。もし信じられないのなら、私の後からついてくれば... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.23
7月 暑さ雑感 米国(こめぐに)の上々吉の暑さかな小林一茶昨日、久しぶりに日中の戸外へ出ましたら、「額に汗する」どころではない暑さに驚くとともに、容赦なく降りそそぐ熱射と溺れる... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.24
7月 蓼食う虫も イヌタデ、ヤナギタデ、ハナタデと、蓼(たで)の種類はいがいと多く、ひと言に説明はしがたいのですが、その葉は古くから暮らしの中で活用されていた、いわば日本のハーブ... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.07.25