11月 通草(あけび) 口あいて五臓の見ゆるアクビかな 秋の野山でぶらんとした紫の実をみつけたら、それがアケビの実です。誰が作ったかは不明ですが、先の句にもあるような、アクビしたかのよ... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.07
11月 立冬 冬の気立ち初めて、いよいよ冷ゆればなり。立冬をむかえました。暦の上の冬はこの日にはじまります。立冬の声をきくと、いよいよ北の寒気に立ち向かう思いが強まるのですが... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.08
11月 水に流す ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。そして世の中に生きている人とその住処もまた、この川の流れと水泡のようなものである。過去にあった嫌なことを、無... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.09
11月 南天(なんてん)難を転じる 美とは、あなたの内面で感じたことがその目に映るのです。ソフィア・ローレンBeauty is how you feel inside,and it reflect... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.10
11月 初時雨 時雨月、とその名にみあった季節の雨が、やっと空から降りました。立冬を過ぎたその雨は、初時雨(はつしぐれ)といいます。近くの神社にある桜の木も、ひと晩の冷たい雨を... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.11
11月 酉の市 手書きで春を待つ ことのはじめや酉の市やっとこの時期らしい寒さになりました。冷たい風が薄着の中をすりぬけるのを感じながら、昨日は浅草にある鷲(おおとり)神社の酉... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.12
11月 典座(てんぞ) 典座(てんぞ)という言葉があります。禅宗の寺院におかれる職務のひとつで、ひと言でいうと炊事の係です。道元は『典座教訓』にその典座が果たす役割や心構え、作法を書き... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.13
11月 凩(こがらし) 夏の終わりはだらだらと未練がましいのに、秋はいきなり終う。あんなに人を待たせておいてほんと素気無い、もう少し人に気が遣えないものかと思います。さてそうして今年も... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.14
11月 七五三 11月15日は七五三。その昔、小さな子どもの生存率が低かった時代には、子どもが無事に育つことは何よりの喜びでした。ゆえに節目を迎えるたびにお祝いしては、子どもた... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.15
11月 移菊(うつろいぎく) 心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 凡河内みつね野菊は日本各地に咲きますが、園芸の菊は奈良時代に中国から伝来したといわれます。その中国文化にお... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.16