キキョウ 花言葉「誠実」

日本の植物学者として名誉を築いた牧野富太郎。数多くの標本や観察記録を残し、のちに『牧野日本植物図鑑』に代表される、多数の著作も世に送り出した、植物に関わる者にとっては知らずにはいられぬ、偉大なる父なる存在、「日本の植物学...

歌を忘れたカナリアは

–歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょかいえいえ それはかわいそう 歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょかいえいえ それはなりませぬ 歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょかいえいえ それはかわ...

七夕

今日は七夕◎.日本の五節句の一つであり七夕とかいて「しちせき」と読みます。.五節句はこちら.1月7日 人日(じんじつ)3月3日 上巳(じょうし)5月5日 端午(たんご)7月7日 七夕(しちせき)9月9日 重陽(...

洒涙雨(さいるいう)

このゆふべ 降りくる雨は彦星の早こぐ船の 櫂の散りかも -万葉集.-今日の夕べに降る雨は 彦星が急いで漕ぐ船の 櫂の滴なのかな-.「櫂」は西洋でいう「オール」のこと。.七夕の夜に降る雨を、織姫に逢いたい一心...

7月になりました

七月になりました。.七月は文月記す月、ともいえるかしら。.古くは七月七日の七夕に、牽牛 織女の二星に詩歌を献じたのが「文月」と呼ばれるようになったはじまりだそう。.平安時代には七夕は宮中行事になり、短冊には書道や裁縫の上...

朝顔姫

七夕のきのう、今夏はじめての朝顔に出会いました。江戸時代には、牽牛との逢瀬を願う織姫になぞらえて、花は朝顔姫とも呼ばれたそう。そしてその花が無事さけば、今年も彦星と織姫星の逢瀬が叶ったしるしなんですって。この花も、きっと...

祈り

皆さまのご家族が、今日も変わりなくお過ごしでいる事を願っています。この度の災害により、犠牲になられた方々へのご冥福と、現在も不自由で不安な時間を強いられている方々、全国各地で痛みを共にされていらっしゃいる方々の、一刻も早...

山のあなたの空遠く

サルスベリ 花言葉「あなたを信じる」 稀代の万葉学者である中西進氏の著書の中に「さいわい」という言葉にふれた一節があります。 「さいわい」の古語は「さきわい」で、この「さき」のもとは花が咲くの「さく」だといい、更にこの言...

夏は風に吹かれて

デュランタ 花言葉「あなたを見守る」 雨が上がったとたん、夏が漲りはじめました。春は爛漫、秋は蕭条、冬は沈黙。何もかもが盛んな夏ですが、あまり得意な時季でないので、どうも持て余してしまって。はじまれば長い、おわれば短いと...