5月 夜の花 烏瓜夜ごとの花に灯をかざし 星野立子晩秋の季節、枯れ色の中にぽっと燈を見つけたら、それは烏瓜の実であった。なんていう、秋にみつけた朱実の佇まいとも違う、この花の... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.19
5月 記憶 確かな審美眼と精緻な文章で、「日本の美」を追求する作品を数多く著した白洲正子。骨董、西行、能、和歌などの探求に余念なく、意気盛んに東奔西走する、まさしく韋駄天で... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.21
5月 露草 めぐりあひて見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし夜半の月かな 紫式部(たまに姿を現したかと思えば、すぐさま雲に隠れてしまう。まるで貴方も月のようです。やっとここ... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.24
5月 美しさとは何か 美しい『花』がある、『花』の美しさという様なものはない。小林秀雄美しさとは何か。かつて日本が極限まで疲弊していた時代、人はこれからは人間が大切にされる世の中にな... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.22
5月 釣鐘草(カンパニュラ) かわいい釣鐘草が地面からあらわれてたちまち芽をふきうつくしい花をつけますそこへ蜜蜂がきて上手に蜜をすすりますこうしてふたりが生きるのもほんとに相手のためでしょう... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.23
5月 風姿花伝「誠の花」 「誠の花は、咲く道理も、散る道理も、心のままなるべし。されば、久しかるべし」『風姿花伝』の44、45歳の心得の候にある言葉です。『風姿花伝』では、人生の段階を7... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.26
5月 愛するということ 先日、ちょっとした相談をうけまして、そのときに知人から「愛って何ですかね」とおもむろに問われました。とっさの質問に気の利いたことも言えず、「とりあえずフロムに聞... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.27
5月 週末雑感 思考に気をつけなさい、それは、いつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それは、いつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それは、いつか習慣になるから。習慣... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.25
5月 子どもと「つながり」花屋の向こう側 人生から与えられる最良の幸せは、ごく身近にあるもの。それは、自分の鼻で呼吸し、目を輝かせ、足下に咲く花に気づき、為すべき仕事をこなして、目の前につづく正しい道を... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.28
5月 初夏 初夏中原中也扇子と香水――君、新聞紙を絹風呂敷には包みましたか夕の月が風に泳ぎますアメリカの国旗とソーダ水とが恋し始める頃ですね手元にある中原中也の詩歌集をみた... 更新日:2024.11.05 公開日:2024.05.29