11月 凩(こがらし) 夏の終わりはだらだらと未練がましいのに、秋はいきなり終う。あんなに人を待たせておいてほんと素気無い、もう少し人に気が遣えないものかと思います。さてそうして今年も... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.14
11月 七五三 11月15日は七五三。その昔、小さな子どもの生存率が低かった時代には、子どもが無事に育つことは何よりの喜びでした。ゆえに節目を迎えるたびにお祝いしては、子どもた... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.15
11月 移菊(うつろいぎく) 心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 凡河内みつね野菊は日本各地に咲きますが、園芸の菊は奈良時代に中国から伝来したといわれます。その中国文化にお... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.16
11月 朽葉(くちば) 「朽葉色(くちばいろ)」という日本色があります。平安時代からある色で字のまま「朽ちた葉の色」のことです。朽葉には「朽葉四十八色」といわれるほど多くの類色があり、... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.17
11月 「たのしみは」ではじまる52首。独楽吟 「たのしみは」で始まって「・・・とき」で終わる短歌で知られる、幕末の歌人 橘曙覧(たちばなあけみ)の連作短歌『独楽吟(どくらくぎん)』。「独楽吟」とは「ひとりた... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.18
11月 白百合 しとやかなバラでも身を守る棘を ひかえめな羊でも威嚇する角をもつでも純白のユリだけは愛そのもの光り輝く美しさに棘も角も必要がない-ウィリアム ブレイクキリスト教... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.19
11月 冬薔薇(ふゆそうび) 冬のバラは薔薇(そうび)と呼ぶのがよく似合います。「そうび」とは、平安頃に着ていた衣服の色合わせのひとつでもあり、その色目は表は紅、裏は紫だったそう。ときいて尚... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.22
11月 小春 玉の如き小春日和を授かりし 松本たかし昨日はふたたび暖かな一日になりました。11月は凩にはじまり、寒い日があったかと思えば急に春のような陽気がやってき、またいっ... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.20
11月 柿 里古りて柿の木もたぬ家はなし 芭蕉田舎の秋の原風景に欠かせないといえば柿。それは砂糖が庶民の口に入らなかった時代に、皆して庭に柿の木を植えたのが所以といいます。... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.21
11月 私を束ねないで 今日は勤労感謝の日。日ごろ私たちが気づいていない、縁の下の力持ちになって働く人たち、お世話になっている人に感謝をする日です。この「働」という国字、「人が動く」と... 更新日:2024.11.05 公開日:2023.11.23