4月5月花言葉
藤の花 花言葉「優しさ」「歓迎」「決して離れない」

春の終わりから初夏を思わせる風にそよぐ、藤の花。
長く垂れ下がる花房は、まるで薄紫のベールのように、
私たちの目と心をやさしく包んでくれます。
以前の五千円紙幣でも知られる明治時代の小説家、
樋口一葉が、こんな一首を詠んでいます。
「品高き ここちこそすれ 藤なみの なみにはあらぬ 花の色かな」
打ち寄せる波のように咲き連なる藤の花。
その色には特別な品格と気高さがあり、
しかし実際の波には決して見られない花色です。
-こんなふうに、私はこの一首を読み解きました。
藤の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」。
華やかすぎず、控えめすぎず。そんな藤の佇まいと美しさに、
ゆっくりと心がほどけていくような気がします。
今日もいちりんあなたにどうぞ。




