みたまのふゆ

更新日:2025.12.16 公開日:2021.12.02

星に届くように手を伸ばすと、あまりにも多くの場合、人は足元にある花を忘れる
-ジェレミ・ベンサム

「恩頼」と書いて「みたまのふゆ」。神様から頂く恵みのことです。「みたま」は神や天皇の御魂を、「ふゆ」は震え、揺れ動くことを意味します。

この言葉は、古代の人々が日々の暮らしの中で、常に神様や誰かからの恩恵を受け取り、またそのたびに魂や心を震わせてきたことを表しています。また恩恵を与える神様も、私たちと同じように魂を揺り動かしながら、幸せや恵みを授けているといいます。

このように「みたまのふゆ」という言葉には、神と魂が呼応するという信仰、そして生命をめぐる古代人の精神性や世界観が息づいています。

その深みと響きには、今なお心を惹きつける面白さがありますね。

そういえば冬の語源は「冷ゆ」とも「振ゆ」とも言われますね。厳しい寒さの中、自然の恵みや人から受ける恩に、心を振るわす季節です。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

ポインセチア 花言葉「祝福」「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」