二十四節気「清明」

花以想の記.2025.04.04号
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二十四節気「清明」
あをによし奈良の墨屋の軒先につばめ帰りぬ清明の頃
喜夛隆子
いつもありがとうございます。
Hanaimo店主 鈴木でございます。
ご無沙汰いたしました。
皆様お元気でお過ごしですか。
今日は二十四節気「清明(せいめい)」。
春の陽気も深まり、自然界の万物が
生き生きと息づき始める時期、
そのような清らかで明るい状態になることから
「清明」と名付けられたといいます。
東京は、昨日までの冷たい雨も上がり朝から青空
まさにこの日に相応しい澄みわたる空が見えました。
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地に降り注ぐ温かな陽射しも嬉しく
次々と芽を出す花木の梢をみると
まるで世界が新たに生まれ変わる瞬間をみるような思いがします。
「清明」には「浄化」や「刷新」の意味もあるそうですね。
その言葉の響きは、たしかに目に映る景色の鮮やかさだけでなく
心の中にも清々しい感覚をもたらします。
はやいもので四月も四日、皆様も気持ちを新たにし
日々の生活を見つめ直していることでしょう。
新しい一年、自然と調和し、命の息吹を感じながら
心を澄ませて日々を過ごしたいものですね。
さあ今月も元気に過ごしてまいりましょう。
今日もいちりんあなたにどうぞ。
レンゲ 花言葉「あなたがいれば、私の苦痛は和らぐ」





インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。