10月
男ごころとはかうしたもの 女の偉さとは違うえらさ

図り難きは人心。「男心と秋の空」とは、女性に対する男性の愛情が、秋空のように変わりやすく移り気なことの喩えですが、対して「女心と秋の空」ともいい、これは男性への愛情に限らず、感情の起伏が激しいことをいうようです。台風が居座っては気が気でない、この時期の空模様をかさねたんでしょう。
でそんな女心を「冬の風」と喩えるもあると知れば、これを説いたのは男に違いないと思います。まあそんな女の言いたい放題に付き合うのも、男には気の毒であり、優れたもので。おそれいります。笑
本日もさわやかに快晴。今日もいちりんあなたにどうぞ。
男ごころとはかうしたもの
女の偉さとは違うえらさ
岡本かの子
ベゴニア 花言葉「片想い」

インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。