11月
人間が人間のことを想う、これ以上に美しいものはない
歳を重ねるほど「出来てあたりまえ」に塗れてるよな気がする、のです。がしかし、大人になったところで未だ出来ないな事ばかりだし、ジレンマにヤキモキするばかりだし、そのくせ「解ってほしい」という欲求ばかりだし、ホント仕方ない。けれどそれも含めてそんなものだ、と禅問答のようにして、自分に言い聞かせています。結局、誰かに認めてほしい自分がいるのです。誰かとは他でもないあなたでもあります。あなたがいるから頑張れて、あなたを瞼におき、あなたに背中を押される思いひと筋に、一生懸命になれる、そんなものなのです。 人を想えるって、最強だと思うし、想えてよかったなって思うのです。歳をとった証かしら。そんなものだ、今日もいちりんあなたにどうぞ。
人間が人間のことを想う、これ以上に美しいものはない
-高倉健
カーネーション 花言葉「深い愛」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。