11月
イチョウ 花言葉「荘厳」

不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心-石川啄木「木は天にまで届かないように配慮されている」というドイツのことわざがあります。いくら高い木でも決して天には届かぬよう、神様が配慮しているといい、どんなことにも、自ずからの限度があるものだという意味があるそうです。毎日見上げる青空には、無限の奥行きが感じられます。この空のかなたに、あなたがいるのだなあ。しかし手を伸ばしても届かないのは、これも神様の仕業でしょうか。今日もいちりんあなたにどうぞ。イチョウ 花言葉「荘厳」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。