10月
川端康成◎カレンジュラ 花言葉「別れの悲しみ」

青いレモンのような満月が車窓のむこうに見えました。眺めていると、まるで薄青い光の中に世界が包まれているようです。なんとなく悲しみが、胸の中にこみあげました。秋深い空気の中に、弱い月の光だけが漲っています。なんとなく幸せが、胸の中にこみあげました。今日もいちりんあなたにどうぞ。別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。-川端康成カレンジュラ 花言葉「別れの悲しみ」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。