6月
‘-Oprah Winfrey◎オリーブ
平和の象徴として、また祈りの糧として、古くより人に求められてきたオリーブ。
知られるところ、国連旗にも描かれいるそれであり、アテネオリンピックでは、世界平和のシンボルにもなった植物です。
そして枝は、旧知から平和の象徴とされ知られてい、これは『旧約聖書』の中にある『ノアの箱舟』に帰来するものであります。
紐解くと、見舞われた洪水のあと、陸地を探すためにノアが放った一羽のハトが、まもなくしてオリーブの枝をくわえて帰ってくる話。これを見たノアは、オリーブの枝のおかげで洪水が引き始めたことを知った。との一節によるものです。
然しや今や、そんな伝記も知るよしなく、またそれ宜しく、贈るに迷ったならオリーブと、贈り物として選ぶに悪くない、植物のひとつとなりました。けれどそれも素敵ではありませんか。
すべてが私と同じである必要は、どこにもないと思うのです。視点も、思考も、喜びも。そんななかで一つ、「傷の痛み」が分かち合えると、私たちは何処かでホッとする。今日もいちりんあなたにどうぞ。
あなたの傷を知恵に変えなさい。
Turn your wounds into wisdom.
-Oprah Winfrey
オリーブ 花言葉「平和」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。