4月
立てば芍薬
都都逸(どどいつ)は、七・七・七・五の調子にのせて口語で歌う定型詩。「逢うたその日の心になって 逢わぬその日も暮らしたい」「嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理がよい」など、よくは男女の仲が歌われています。わかりやすい日本語なだけでない、ほかの短歌とも違うのは、耳に残るこのリズム。気がづけば、知られたこちらもそのようです。今日もいちりんあなたにどうぞ。
たてば芍薬 すわれば牡丹 あるく姿は 百合の花
シャクヤク 花言葉 「恥じらい」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。