3月
静の苧環
いにしへの しづのをだまき 繰りかへし 昔を今に なすよしもがな~伊勢物語にあるこの節は、男目線で歌われたもの。「むかし織物をつむいだ苧環(糸の玉)から糸を繰りだしたように、あの人との楽しかった昔が、今また繰り返されたらいいのに」と訳されています。
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この歌を本歌にしたとする、義経を恋い慕った静御前の歌がよく知られていますね。苧環をうたった短歌はほかにもあるようですが、やはりこの歌。「静よ静よと、繰り返し私の名を呼んでくださったあの昔のように、貴方と過ごしたときめく時を、今にまたしたい」今日もいちりんあなたにどうぞ。
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しづやしづ しづのをだまき 繰りかへし
昔を今に なすよしもがな 静御前
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オダマキ 花言葉「あの人が気がかり」
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この歌を本歌にしたとする、義経を恋い慕った静御前の歌がよく知られていますね。苧環をうたった短歌はほかにもあるようですが、やはりこの歌。「静よ静よと、繰り返し私の名を呼んでくださったあの昔のように、貴方と過ごしたときめく時を、今にまたしたい」今日もいちりんあなたにどうぞ。
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しづやしづ しづのをだまき 繰りかへし
昔を今に なすよしもがな 静御前
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オダマキ 花言葉「あの人が気がかり」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。