3月
幸せなしごと
随筆家で知られる白洲正子。正子46歳のとき、銀座に「こうげい」という着物と雑貨の店をかまえ、15年にわたり経営をしていた事があります。
自分の好みにとらわれ過ぎぬよう、お客様の求めるものに応えようと、店の品揃えには苦労したそうです。しかし現実には「自分が気に入り、売れなければ自分が買うと、腹をくくったものから売れていった」ため「自分が好きなものを人様に勧めることが、真のサービスだと悟った」のだそう。
お商売には、お商売以上の学びがあると思うこの頃です。幸せなしごとを頂きました。今日もいちりんあなたにどうぞ。
世の中にもし幸福というものがあるとすれば、それは他人に喜びを与える以上の幸福はない。白洲正子
シクラメン 花言葉 「はにかみ」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。