1月
華を去り実に就く

去華就実(きょかしゅうじつ)とは、みかけの華やかさを求めず,地味で堅実な態度を選ぶことをいいます。余計な飾り立てをせず、実際に必要なことだけに集中する。そんな意味にもとれる言葉です。
早稲田実業学校の校是(こうぜ=教育上の根本精神)でもあるようですね。大切なのは表面より内実であり、簡素であっても心を込めれば、強さと美しさが具わる。その精神は、人におきかえてもモノにおきかえても、それぞれの在り方において、同じことが言えると思いました。
華(か)を去り実(じつ)に就く。あらためてよい言葉です。
キク 花言葉「高潔」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。