11月
パンジー 花言葉「私を思って」

パンジーはフランス語のパンセ(もの思い)が語源。三色すみれとも言いますが、古く聖職者にとってのそれは、三位一体(父と子と聖霊)の花であり、ゆえにトリニティという名を授りました。恋人たちの守護神、聖ヴァレンティヌスに捧げられた花であることから、恋人の思いをあらわす象徴花とされています。シェイクスピアの『夏の夜の夢』にも登場しますね。この花の汁を目に注がれると、寝覚めて最初に見た男性に恋い焦がれるという話。さあ長くなりますね^^続きはまたいつか。写真はビオラ。こんな小さな花なのに寒さに強く、春まで花壇を彩ります。色の消えていく冬に、プリミティブな逞しさです。
パンジーはもの思いにふさわしい花。明るい花の柔らかなビロードの衣の上には、あらゆる気分に合う筋の模様があるのだ。
パンジー 花言葉「私を思って」
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。