7月
クレマチス 花言葉「美しい心」

花言葉についてご質問をうけました。古くから人は、花の姿に詩的な言葉をのせ、時に感情的に時に道徳的に心情を託し表現してきました。花が与える印象とは不思議なもので、東洋、西洋をとわず、共通していることも少なくなく、どこか「暗黙の了解」にて成り立ってきたように思います。花言葉が愛や恋を謳っていることが多いのは、人はみな、本来詩的な心を持っており、直感的な創造をし、愛すことを止まない生き物だからなのでしょう。夏の一日の終わりに届けましょう。今日もいちりんあなたにどうぞ。
花を見たいと願う人のそばには、どこかに必ず花が咲いてるものだ。アンリ・マチス
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。