7月
リンドウ 花言葉「あなたの悲しみに寄りそう」

梅雨が明ければ、そこは水の香り立つ夏。夏の匂いはホームシックの香りがします。陽をうけて、温んだ田んぼの水の匂い、湿気の中に、しっとりと濡れて咲く露草の匂い、苔の下を流るる、清流の匂い、足元から立ちのぼる草と土の匂い。そんな原風景の匂いを、思い出しては懐かしむばかりの東京の夏です。
行く手をふさがれたら、回り道で行けばいいのよ。
When you come to a roadblock, take a detour. Mary Kay Ash-
インテリア系専門学校に進学後、進路転向し花の世界に。ドイツ人マイスターフローリストに師事。2000年に渡独、アルザス地区の生花店に勤務し帰国後、2002年 フラワーギフト通販サイトHanaimo開業。趣味は読書、文学に登場する植物を見つけること。高じて『花以想の記』を執筆中。2024年 5月号『群像』(講談社)に随筆掲載。一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格。